施設で定期的に行われている防災訓練の様子です。

今回は、災害時に厨房がストップした時に提供する非常食の作成と、夜間帯に火災が発生したことを想定した訓練を実施しました。

まず、職員達で備蓄しているアルファ米を説明書を見ながら作成しました。50食分のお米をフロアー毎2グループに分かれて作成しました。

説明書を見ながらお湯を注いで15分待つ。

その間に、夜間想定の避難訓練を行いました。

1階と2階それぞれに分かれて、実際の夜勤と同じ2名ずつで1ユニットのご利用者様を安全な場所に誘導する訓練です。

火災を知らせる放送を受けて、火災場所へ向かい、火元を確認します。

火元を確認し、消火器で初期消火。消火はできず、ご利用者様の避難に移ります。

昼の14時代の訓練ですが、皆様に実際にベッドで休んでいただいた状態で誘導を行いました。

訓練にもかかわらず、職員は真剣に取り組み、緊張感と急いで誘導しなければという切迫感も漂っていました。

一方のご利用者様は「私の全財産だからね」とハンドバッグを肩からかけてにこやかに参加される姿に思わずほっこりさせられました。

初めて体験する職員も、何度も訓練している職員にとっても、有事に対応する為にそれぞれに気づきや反省を得る訓練になりました。

作ったアルファ米も試食し、その食感を体感しました。「普通においしい」と食べる職員や「これはちょっとね・・・」という声などと意見はそれぞれありました。

いつ起こるかわからない災害ですが、起こったらどうするかを常に意識していくことが大切なことだと訓練を通して再認識いたしました。